上に向かって伸び、下に向かって根を張る樹木のエネルギー。
高く伸び、強い風にも倒れないしなやかな強さは
目に見えない地中に張り巡らされた根に支えられています。

私たちは「木」という存在から
春の芽吹きと生命のみずみずしい誕生を
広くあまねく手を差し伸べるような愛を
そして宇宙樹や世界樹のモチーフに通ずるような
生命力、産霊のちからを感じます。

人の体内で、「木」のエネルギーは
吸収したものを身体全体に運び
潤滑な流れを生み出す働きをします。
このことから、「運気」をはこぶエネルギーともされています。

ちょうど、木が根や光合成から吸収したエネルギーを
道管や葉脈を伝って、脈々と細部まで行き渡らせていくようなイメージです。

外に向かって枝葉を拡げるように
人間関係と「縁」が広がっていき
大切な人・物を守ること、「円満」である状態にも
木のエレメンツが関わります。